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2024.09.26

12/7㊏公開『どうすればよかったか?』特報解禁&藤野知明監督メッセージ到着!

山形国際ドキュメンタリー映画祭2023[日本プログラム]、座・高円寺ドキュメンタリー映画祭2024[コンペティション部門]などで上映され、観客にほかになく強烈な印象を残した本作。公開を待ち望む声も多く聞かれ、今年12月7日(土)より[東京]ポレポレ東中野ほか全国順次公開が決定しました!
分かりあえなさとともに生きる、すべての人へ向けた破格のドキュメンタリー。この度、特報が解禁となり、藤野知明監督よりメッセージも到着しました。この冬、ぜひ劇場へお越しください⛄

🟡特報予告🟡

▽YOUTUBE▽



🟡ディレクターズ・メッセージ🟡

姉はたくさん才能を持って生まれましたが、発症してからは、それを十分に発揮することなく、ほとんど独りで生きていました。
我が家の25年は統合失調症の対応の失敗例です。
どうすればよかったか?
このタイトルは私への問い、両親への問い、そして観客に考えてほしい問いです。
撮影も編集も拙いですが
見るに値するものが映っていると思います。

——藤野知明(監督)



🟡イントロダクション🟡

家族という他者との20年にわたる対話の記録

面倒見がよく、絵がうまくて優秀な8歳ちがいの姉。両親の影響から医師を志し、医学部に進学した彼女がある日突然、事実とは思えないことを叫び出した。統合失調症が疑われたが、医師で研究者でもある父と母はそれを認めず、精神科の受診から姉を遠ざけた。その判断に疑問を感じた弟の藤野知明(監督)は、両親に説得を試みるも解決には至らず、わだかまりを抱えながら実家を離れた。

このままでは何も残らない——姉が発症したと思われる日から18年後、映像制作を学んだ藤野は帰省ごとに家族の姿を記録しはじめる。一家そろっての外出や食卓の風景にカメラを向けながら両親の話に耳を傾け、姉に声をかけつづけるが、状況はますます悪化。両親は玄関に鎖と南京錠をかけて姉を閉じ込めるようになり……。

20年にわたってカメラを通して家族との対話を重ね、社会から隔たれた家の中と姉の姿を記録した本作。“どうすればよかったか?” 正解のない問いはスクリーンを越え、私たちの奥底に容赦なく響きつづける。分かりあえなさとともに生きる、すべての人へ向けた破格のドキュメンタリー。

・・・・・・・・・・📹

\12/7㊏ポレポレ東中野にて公開/
『どうすればよかったか?』
監督・撮影・編集 藤野知明
制作・撮影・編集 淺野由美子
編集協力 秦岳志 整音 川上拓也
製作 動画工房ぞうしま
配給 東風

2024年/101分/日本/DCP/ドキュメンタリー
(C)2024動画工房ぞうしま

📌公式サイト▶dosureba.com

📌公式X▶@dosureba_film

📌公式note▶『どうすればよかったか?』マガジン
2024.08.30

『五香宮の猫』激推しコメントぞくぞく到着!

【10月19日(土)】より[東京]シアター・イメージフォーラムを皮切りに全国順次公開となる『五香宮の猫』
公開に先立ちご覧いただいたみなさまから激推しが到着しました!
近日中に公式HPもオープン予定です、もうしばしお待ちください🐈

<コメント> *順不同、敬称略

のどかな晴れの国の景色と、草花と生き物を神と共に守るお年寄り、こどもたちと旅人たち。誰のものでもない猫たちが刺繍糸のようにそれぞれの関係をステッチして海辺の町の中をキルトのように繋げていく。正解がない課題でも話し合い続ける場を設けられる豊かさに小さな政治の希望と温もりを感じて心に温かい光を灯してもらえたようです。
――ほしよりこ(漫画家)

ひとの暮らしに猫がいる。
猫がいるからひとが来る。
排除とか共存とかの一線を決めないところに平和があるのかなあ。
嵐の日でも猫が腹をだして眠るのはひとの傍らなんだなあ。
――小林聡美(俳優)

今、この社会の喜怒哀楽はゴツゴツしているけれど、この作品の喜怒哀楽はなぜか柔らかい。
なんでだろう。
――武田砂鉄(ライター)

共生は、容易いものではない。子どもも、大人も、住民も、旅人も、参拝者も、ドキュメンタリー作家も、それぞれの思いで境内に集い、小さな命と向き合う。そのプロセスが「猫視点」で見えてくる、肉球のようにやわらかな町の記録。
――小川紗良(文筆家・映像作家・俳優)

小さな港町の再現しえない一回性の出来事。そこには、ネット上を飛び交う、文脈から切り離された「情報」とは異なる、地に足の着いた人びとの「知恵」が映り込んでいる。
――松村圭一郎(文化人類学者)

神社という場で、猫を媒介に、ひとと動物、植物が織りなす小宇宙が広がっていく。
提起されるのは「自分たち」の境界線をどこに引くのかという問いだ。「自分たち」とは集落の人間か、外の人間も含めるのか。わかりあえない人間はどうするのか。人間だけでなく動物も含めるのか。
映画はやがて、他者と棲み分けるのではなく、ともに「棲みあう」地平とはどのようなものなのか、という新たな問いを拓いていく。
――森千香子(同志社大学教授/社会学者)

時に厄介者扱いされたり、癒しを求められたり、観光客の呼び込みを期待されたり、そして、捨てられたり――高齢化する小さな集落の猫たちの姿を追うほどに、こんなにも重層的な社会が見えてくるなんて。
――安田菜津紀(メディアNPO Dialogue for People(D4P)副代表/フォトジャーナリスト)

どうして想田さんは「猫の映画」なんか撮るんだろうと不思議に思っていたけれど、これは最初から最後まで非情なまでに「人間についての映画」だった。猫が目の前にいる人間の本性を容赦なく映し出してしまうとはこの映画を観るまで知らなかった。
――内田樹(思想家、武道家)

長い年月、この石段を登り降りしてきた人々。
その足元を、猫たちがするすると行き交い、人々を繋いでいる。
人間、猫、魚、植物…あらゆる生きものの命が光る瞬間がここにある。
――坂本美雨(ミュージシャン)

植物、微生物、昆虫、動物、人‥‥
種も、個も、みな、体感する世界が違うので、共生ってとても難しいでも地域でみんなで暮らすわけだから諦めるわけにはいきません
生きとし生けるものが幸せで、安らかで、自由でありますようにと願い続けて、謙虚かつ気楽に生活したいと改めて思いました
――星野概念(精神科医 など)


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🎬公式WEBサイト(近日中に本アップ予定!)https://gokogu-cats.jp/
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【公開劇場】(これからもぞくぞく増えていきます!)
東京 シアター・イメージフォーラム 10月19日(土)〜
大阪 第七藝術劇場  10月19日(土)〜
京都 京都シネマ  10月19日(土)〜
岡山 シネマ・クレール 10月25日(金)〜
札幌 シアターキノ 10月26日(土)〜11月1日(金)
埼玉 深谷シネマ 10月27日(日)〜11月9日(土)
福岡 KBCシネマ1・2 11月1日(金)〜
広島 横川シネマ 11月2日(土)〜
宮城 フォーラム仙台 11月15日(金)~
山形 フォーラム山形 12月6日(金)〜
福島 フォーラム福島 12月6日(金)〜
栃木 宇都宮ヒカリ座 1月10日(金)〜23日(木)
愛知 ナゴヤキネマ・ノイ 近日公開
兵庫 元町映画館 近日公開
茨城 あまや座  近日公開
神奈川 横浜シネマ・ジャック&ベティ 近日公開
広島 シネマ尾道 近日公開
愛媛シネマルナティック 近日公開
熊本 Denkikan 近日公開
長野 長野相生座ロキシー 近日公開
沖縄 桜坂劇場 近日公開

📚書籍情報
想田和弘著 フォトエッセイ集「猫様」(発行:ホーム社/発売:集英社)10月18日(金)刊行!

2024.08.14

10/19㊏公開『五香宮の猫』予告編解禁🐈

⋱予告編解禁⋰
10/19㊏公開『五香宮の猫』🐈


想田和弘監督最新作にして、
記念すべき観察映画第10弾📹´-

“この映画は、自由な猫たちと優しい人々への豪華な贈り物だ。”


🔷本予告編🔷

▽YOUTUBE▽



🎬劇場情報
10/19(土)より[東京]シアター・イメージフォーラム、[大阪]第七藝術劇場、10/25(金)より[岡山]シネマ・クレールほか全国順次公開

📍『五香宮の猫』全国共通特別鑑賞券 ¥1500-(税込)【販売中
*牛窓の猫さんのポストカード2枚セット」付き(数量限定)



📚書籍情報
想田和弘著 フォトエッセイ集「猫様」(発行:ホーム社/発売:集英社)10月18日(金)刊行予定

【WEB】http://gokogu-cats.jp
【X】https://x.com/soda_film_info
2024.07.18

想田和弘監督最新作『五香宮の猫』10/19より公開決定!!

『選挙』『港町』『精神0』などの想田和弘監督最新作『五香宮の猫(ごこうぐうのねこ)』の公開日が【10月19日(土)】に決定しました!
[東京]シアター・イメージフォーラムを皮切りに、全国順次公開となります。日本公開版のメインヴィジュアルが完成、公開にあたって想田和弘監督、柏木規与子プロデューサーからのメッセージが届きました。
さらに想田和弘著のフォトエッセイ「猫様」(発行:ホーム社/発売:集英社)も10月18日(金)刊行予定です。

27年間暮らしたニューヨークを離れ、始まった新しい暮らし。人と人、人と猫、人と自然――小さな港町での営みの中で見えてくる他者と生きることの難しさと愛おしさ。
猫好きの方はもちろん、そうでない方も、猫も杓子も、みなさんぜひご覧ください!
映画『五香宮の猫』ポスターヴィジュアル、茶トラの猫のあたまの上に牛窓の人々の姿

🖋MESSAGE
牛窓の猫や人々の日常を観察し描写した、静かな映画である。ドキュメンタリーに大事件や大惨事やメッセージ性は必要なく、自分に見えた世界をありのままに描写できればそれでよし。そう信じて観察映画を作り続けてきたが、本作でついにその理念を徹底できたように感じている。ぜひご覧ください。
――想田和弘

この映画は、長年住み慣れたニューヨークから越してきて、「新参者」として必死に地元に馴染んでいこうとする想田と私の赤裸々な奮闘記でもあります。自分の間抜けな姿は見るに堪えられませんが、牛窓の美しい四季折々、生きとし生けるものの荘厳さをできる限り自分達の経験に近いように映し出すことができたのではと思います。 Please enjoy!
――柏木規与子


🚢INTRODUCTION
ニューヨークから小さな港町へーーー
瀬戸内の風光明媚な港町・牛窓。古くから親しまれてきた鎮守の社・五香宮(ごこうぐう)には参拝者だけでなく、さまざまな人々が訪れる。近年は多くの野良猫たちが住み着いたことから“猫神社”とも呼ばれている。2021年、映画作家の想田和弘とプロデューサーの柏木規与子は、27年間暮らしたニューヨークを離れ、『牡蠣工場』(15)や『港町』(18)を撮ったこの牛窓に移住した。新入りの住民である夫婦の生活は、瀬戸内の海のように穏やかに凪ぎ、時に大小の波が立つ。猫好きのふたりは、地域が抱える猫の糞尿被害やTNR活動、さらには超高齢化といった現実に住民として関わっていくことになる。

営みに目を凝らし見えてくるもの
伝統的なコミュニティとその中心にある五香宮にカメラを向ける想田は「映画監督になった理由」を問われ、「これ映画になるの?」と突っ込まれる。そんなやりとりの愛おしさ、想田流“参与観察”ならではのハプニング。小さな対立と不意に展開する幸福な偶然。四季折々の美しい自然のなか、生きとし生けるものが織りなす限りなく豊かな光景。それは愉快で厳しく、シンプルで複雑な世界の見取り図でもある。『精神0』から4年、記念すべき観察映画第10弾となる本作は、世界各国の映画祭でSOLD OUTが続出し、熱狂の拍手で迎えられた。これは、作家自身の物語であり、他者との共存を想うあなたの物語。


🎬劇場情報
10/19(土)より[東京]シアター・イメージフォーラム、[大阪]第七藝術劇場、10/25(金)より[岡山]シネマ・クレールほか全国順次公開📚書籍情報想田和弘著 フォトエッセイ集「猫様」(発行:ホーム社/発売:集英社)10月18日(金)刊行予定

【WEB】http://gokogu-cats.jp
【X】https://x.com/soda_film_info
2024.07.17

映画『マミー』本予告編完成・コメント到着

8月3日(土)より全国公開の
ドキュメンタリー映画『マミー』映画の「本予告編」が完成しました。


また、ドキュメンタリー監督の大島新氏に加え、 映画『福田村事件』監督の森達也氏、漫画家の押見修造氏、ライターの武田砂鉄氏、仏「リベラシオン」紙/「ラジオ・フランス」特派員の西村カリン氏、ノンフィクション・ライターの角岡伸彦氏、ライターのISO氏、公認心理師の信田さよ子氏、ジャーナリストの丸山ゴンザレス氏、映画評論家の町山智浩氏からのコメントが到着しました。

コメント全文はHPから▽
https://mommy-movie.jp/#comment


二村真弘監督『マミー』 2024年8月3日(土)より東京 シアター・イメージフォーラム、大阪 第七藝術劇場、ほか全国順次
2024.07.11

映画『マミー』の公開について

8月3日(土)から予定しているドキュメンタリー映画『マミー』の公開について、配給会社の東風より以下のとおりお知らせいたします。

このたび、本映画に登場する林眞須美さんのご親族から、本映画の公開に関連する誹謗中傷や嫌がらせを予想以上に受けており、日常生活が脅かされる不安が日に日に増しているとのご相談がありました。
そのため、本映画の製作者、配給会社、ご親族の三者で協議した結果、善後策として本編の映像の一部に加工を施したものを上映することにいたしました。
公開の中止や延期はいたしませんので、ぜひ映画館のスクリーンでご覧ください。

なお、本映画に関連する誹謗中傷や嫌がらせに対しては、法的措置を含め、厳正に対処します。


映画『マミー』配給
合同会社 東風


ーーーー
お問合せ先
東風 E-MAIL info@tongpoo-films.jp
2024.06.14

▰▰『マミー』特報予告編 解禁&公式サイト 本オープン▰▰

ドキュメンタリー映画『マミー』

|◤和歌山毒物カレー事件から26年目の挑戦◢|

あの「和歌山毒物カレー事件」を多角的に検証した驚愕の問題作。
特報予告編がついに解禁!

映画公式サイトも本オープン▼
mommy-movie.jp


🔷特報予告編🔷

▽YOUTUBE▽



  
(C)2024digTV

📍『マミー』全国共通特別鑑賞券 ¥1500-(税込)【販売中
*事件の年表と最高裁判決文を掲載した「鑑賞ガイド」付き

二村真弘監督『マミー』
🎬2024年8/3㊏より、東京 シアター・イメージフォーラム、大阪 第七藝術劇場、ほか全国順次

◇HP:mommy-movie.jp

◇X @mommy_movie2024

◇note 『マミー』マガジン

2024.05.10

▰▰『マミー』劇場公開決定&メインヴィジュアル解禁▰▰
大島新さんコメント+スタッフメッセージも紹介!

________

  母は、
  無実だと
  思う。

 ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄


ドキュメンタリー映画『マミー』

|◤和歌山毒物カレー事件から26年目の挑戦◢|

あの「和歌山毒物カレー事件」を多角的に検証した驚愕の問題作、8月3日(土)より[東京]シアター・イメージフォーラム、[大阪]第七藝術劇場ほかにて劇場公開決定。


『マミー』メインビジュアル(デザイン:渡辺純)


一足先に映画を鑑賞した『なぜ君は総理大臣になれないのか』『国葬の日』の監督・大島新さんから激推しコメントが寄せられました。


🔷大島新さんコメント🔷

この映画はスクープだ。そして誤解を恐れず言えば、痛切なるエンタメ作品だ。「執行されてしまったら取り返しのつかないことになる」と思い、調べ始めた二村真弘監督の取材の深さはもちろん、撮影・構成・編集などの表現力も一級品。同業者として脱帽、と同時に嫉妬した。

——大島新(ドキュメンタリー監督)



🔷イントロダクション🔷

和歌山毒物カレー事件——1998年7月、夏祭りで提供されたカレーに猛毒のヒ素が混入。67人がヒ素中毒を発症し、小学生を含む4人が死亡した。犯人と目されたのは近くに住む林眞須美。凄惨な事件にメディア・スクラムは過熱を極めた。自宅に押し寄せるマスコミに眞須美がホースで水を撒く映像はあまりにも鮮烈だった。彼女は容疑を否認したが、2009年に最高裁で死刑が確定。今も獄中から無実を訴え続けている。

事件発生から四半世紀、本作は最高裁判決に異議を唱える。「目撃証言」「科学鑑定」の反証を試み、「保険金詐欺事件との関係」を読み解いていく。さらに眞須美の夫・林健治が自ら働いた保険金詐欺の実態をあけすけに語り、確定死刑囚の息子として生きてきた林浩次(仮名)が、なぜ母の無実を信じるようになったのか、その胸のうちを明かす。林眞須美が犯人でないのなら、誰が彼女を殺すのか? 二村真弘監督は、捜査や裁判、報道に関わった者たちを訪ね歩き、なんとか突破口を探ろうとするのだが、焦りと慢心から取材中に一線を越え…。

映画は、この社会のでたらめさを暴露しながら、合わせ鏡のようにして、私たち自身の業や欲望を映し出す。


(C)2024digTV


🔷監督メッセージ🔷

私は何かとんでもない思い違いをしているのではないか。取材中、何度も自問した。林眞須美は手練れの詐欺師で、ふてぶてしい毒婦で、夫をも殺そうとした冷酷な人間であったはずなのに、取材によって得た事実はそれとは全く違う姿を映し出していた。これで死刑判決が下されたのか…。空恐ろしさを感じた。

——二村真弘



🔷プロデューサー・メッセージ🔷

この企画は、いくつかのテレビ局に持ち込んだが「死刑判決が確定している事件を扱うのは難しい」と言われ実らなかった。それなら映画にしようと監督が撮影に入ると、取材先で度々新聞やテレビの記者に出くわした。しかし、彼らは冤罪の可能性について取材していても、大々的に報じることはなかった。死刑判決にこれだけ疑義があることがわかっていて、なぜ。監督の疑問と憤りが、今回の映画の原動力になっている。

——石川朋子



(C)2024digTV


二村真弘監督『マミー』
🎬2024年8/3㊏より、東京 シアター・イメージフォーラム、大阪 第七藝術劇場、ほか全国順次

◇HP:mommy-movie.jp

◇X @mommy_movie2024

◇note 『マミー』マガジン

2024.05.08

🟢『骨を掘る男』本予告解禁&絶賛コメント到着!🟢

奥間勝也監督『骨を掘る男』
沖縄で40年にわたって遺骨収集を続ける具志堅隆松さんを追ったドキュメンタリー『骨を掘る男』。
6/15(土)ポレポレ東中野、第七藝術劇場、京都シネマ、6/22(土)桜坂劇場ほか全国順次公開📽

🟢本予告解禁🟢

▽YOUTUBE▽

予告編編集:遠山慎二


🟢コメント到着🟢

映画研究家の三浦哲哉さん、アーティスト・詩人の瀬尾夏美さん、映画『戦雲』が大ヒット公開中の映画監督の三上智恵さんなど絶賛コメントが到着!

具志堅さんは、湿った土の中から
残された遺骨を、遺留品を、素手で掘り出してゆく
この人は兵隊、この人はおじいさん
こっちはお母さんで、こっちは幼い子ども
土色に染まった骨のかけらをくっつけるようにして
ひとりひとりの輪郭を浮かび上がらせてゆく

そして、これは、わたしの想い及ばない人のために
名前も遺骨も残せなかった人たちのこともまた
同じように悼む
―――瀬尾夏美(アーティスト、詩人)

具志堅隆松さんという稀有な人物を導き手に、「失われた時」を探求する記念すべき傑作。遺骨と遺影をめぐる深い思索の末、まだ映像にどんな力が残されているかが触知される。本作を見た後は、沖縄の大地の見え方が決定的に変わってしまうだろう。
―――三浦哲哉(映画研究者)

砂利とも人間ともつかない土をあてもなく掘り続ける、終わりなき追悼の作業。

暗闇の中、ささやくように骨に語りかけながら冷たい沈黙をすくい上げるガマフヤーの姿に畏怖の念を抱いた。

生きても死しても踏みつけられるのが弱者の定めなのか。そんな条理が認められていいはずない。
―――キニマンス塚本ニキ(翻訳者・ラジオパーソナリティ)

ベルが鳴り、暗転した瞬間、劇場がガマになる。あの湿気を含んだ土の匂い。汗ばむ澱んだ空気。ひんやりした地面の感触。掬い上げられる日を待ち焦がれていた死者たちの時間が、スクリーンから沁み出してくる。
「ああ、ようやく見つけてくれましたね」
「ここに娘も居るんです。どうぞ名前を呼んでやってください」
具志堅さんのアンテナに同期し、観客も聞こえないはずの声を聞き、見えないはずのものを共に凝視する体験。これは映画館でしか起きない魔法だと思う。
―――三上智恵(映画監督、ジャーナリスト)

ガマに埋もれたままの骨は「国」に見捨てられて、80年近く地中深く眠る。その骨を40年以上堀り続ける。その「行動的慰霊」行為を5年間撮り続ける。まだ骨が埋もれている土は、米軍新基地建設の埋立工事に使われる。 過去・現在・未来の多層な時間も「埋め込まれ」たこの映画は、だから、「埋められて」見えない骨と時間の意味を問う。
―――太田昌国(民族問題研究家)

地底の闇に散らばる欠片のひとつひとつを手に包み、繋ぎ合わせ、土塊に焼きつくその姿を具志堅さんの声が浮かびあがらせる。
口伝えの間に映画という身体を挟ませ、その闇と響きが消え失せないように、映画は地上に向かって私たちに向かって投影してくる。
私たちの瞼の裏の闇と地底が繋がり、暗闇で待つ人々と私たちが隣り合わせで生きていることを教えてくれる。
―――山城知佳子(映像作家)

どのカットのどのディテイルも、どの言葉も、どの編集の機微も、すべてがゆるがせにできない尊厳をたたえている。
たしきてぃくみそーれー。助けてください。シーンを追う私の眼は、洞窟の中のガマフヤーのそれになる。死者とともにあるのでなければ、私たちは品位を保ちえないのだ。冒頭からエンドロールまで、涙が流れ止まない。こんなドキュメンタリーを、私は知らない。
―――池田香代子(翻訳家)

沖縄戦での遺骨混じりの土砂を海に投げ入れてまでして、巨大な軍事基地をつくろうとしている〈奴ら〉がいる。
その軍事基地が再び戦死者の遺骨を生み出す。民間人、軍人を問わず。戦死者の遺骨の無限再生産。
言っておくが、他のどの土地の土砂を使おうとも、戦死者を生み出すことには変わりはない。
ガマフヤーの具志堅さんの渾身の手作業は、着実に〈奴ら〉の足元を突き崩している。
―――金平茂紀(ジャーナリスト)


映画公式サイトにてご紹介しています▽
『骨を掘る男』コメントページ


…………………………

奥間勝也監督『骨を掘る男』
🎬6/15(土)ポレポレ東中野、第七藝術劇場、京都シネマ、6/22(土)桜坂劇場ほか全国順次✨

劇場最新情報はこちら▽
『骨を掘る男』劇場情報ページ


◇HP:closetothebone.jp

◇X @cttb_film

◇note 『骨を掘る男』マガジン

2024.04.19

ヤンヨンヒ監督 ◤ドキュメンタリー3部作◢ 配信START!!



ヤンヨンヒ監督の家族ドキュメンタリー3部作がいよいよ配信スタート!
最新作『スープとイデオロギー』のほか、デジタル・リマスタリングで蘇った『ディア・ピョンヤン』『愛しきソナ』もご覧いただけます。ぜひおうちでも魅力たっぷりなヤン監督の家族の物語をお楽しみください。


❖配信リンク一覧 ❖ 2024.4.19更新

▷Amazon prime video

🚲ディア・ピョンヤン *デジタル・リマスタリング版

🍨愛しきソナ *デジタル・リマスタリング版

🥣スープとイデオロギー


▷ビデオマーケット

🚲ディア・ピョンヤン *デジタル・リマスタリング版

🍨愛しきソナ *デジタル・リマスタリング版

🥣スープとイデオロギー


▷music.jp

🚲ディア・ピョンヤン *デジタル・リマスタリング版

🍨愛しきソナ *デジタル・リマスタリング版

🥣スープとイデオロギー


❖視聴料金やレンタル視聴時間などは各配信サイトによって異なります。予めご了承ください。