TOP > NEWS

NEWS

2023.10.31

◤東海テレビドキュメンタリー劇場 第⓯弾◢
『その鼓動に耳をあてよ』2024年1月27日(土)より、劇場公開決定✨

◤東海テレビドキュメンタリー劇場 第⓯弾◢
監督 足立拓朗 ✖ プロデューサー 阿武野勝彦・圡方宏史
『その鼓動に耳をあてよ』


昨年の令和4年度文化庁芸術祭テレビ・ドキュメンタリー部門で優秀賞を受賞した「はだかのER 救命救急の砦 2021-22」が映画化✨
来年2024年1月27日(土)よりポレポレ東中野を皮切りに劇場公開が決定しました!

…………………………🏥🚑

🟨イントロダクション🟨

全国屈指の荷揚げ量を誇る名古屋港から北へ3km地点にある名古屋掖済会(えきさいかい)病院。そのER(救命救急センター)は、救急車の受け入れ台数が年間1万台と愛知県内随一だ。24時間365日、さまざまな患者が運び込まれてくる。耳の中に虫がいると泣き叫ぶ子ども、脚に釘が刺さった大工職員、自死を図った人…。“断らない救急”をモットーに身寄りのないお年寄りから生活困窮者まで誰でも受け入れる。医師は言う。「救急で何でも診るの“何でも”には、社会的な問題も含まれる」と。しかし、新型コロナウイルスのパンデミックで、救急車は連日過去最多を更新。他の病院に断られた患者が押し寄せ、みるみるベッドが埋まっていく…。

かつてない窮地に立たされたERのありのままを映し出すのは東海テレビのクルー。監督は本作が映画初挑戦の足立拓朗。プロデュースを手がけたのは『ヤクザと憲法』『さよならテレビ』の阿武野勝彦と圡方宏史。医師たちは、ERの仕事を“究極の社会奉仕”と捉え、日々全力を尽くしている。一方で、外科や内科のように大学病院に支えられた医局制度がない救急科を志望する医師は少ない。ナレーションを排した映像が、映画を観る私たちを地域医療の近未来のカオスへと放り込む。


🟨クレジット・ビリング🟨

音楽:和田貴史 音楽プロデューサー:岡田こずえ 撮影:村田敦崇 音声:栗栖睦巳 TK:清水雅子 音響効果:宿野祐 編集:髙見順
プロデューサー:阿武野勝彦 圡方宏史 監督:足立拓朗
製作・配給:東海テレビ放送 配給協力:東風
2023年|日本|95分|(C)東海テレビ放送

…………………………🩺💉

『その鼓動に耳をあてよ』
✨2024年1月27日(土)より、ポレポレ東中野ほか全国順次公開✨

◇HP:https://tokaidoc.com/kodo/

◇X @tokaidocmovie

◇FB tokaidoc.movie

◇IG @tokaidocmovie
*11/16 公開日情報を更新しました*
2023.07.06

大島新監督最新作『国葬の日』9/16(土)劇場公開決定

2022年9月27日――
私たちは何を見たのか?
大島新監督が描く現代日本の肖像

◤『国葬の日』9月16日(土)公開決定◢

『なぜ君は総理大臣になれないのか』『香川1区』の大島新監督最新作『国葬の日』を9月16日(土)よりポレポレ東中野ほかにて劇場公開いたします。 本作は、2022年9月27日に日本国内10都市でカメラを回し、賛否が割れた安倍晋三元首相の「国葬」の日の人々の姿を記録したドキュメンタリー映画です。 公開に向け、どうぞよろしくお願いいたします。

【監督メッセージ】
こんにちは、大島新です。
2022年9月、安倍晋三元首相の国葬が近づくにつれ、自民党の議員と旧統一教会の関係が次々と明るみになり、世論調査では国葬反対の声が増していきました。またか。私はこの空気に懐疑的でした。「みんなが反対と言っているから反対」しているように思えたからです。日本人の多くは、少数派の側にいたくない。この数年、私がつくづく感じていることです。だって、そのわずか2か月前、安倍さんが亡くなった2日後に行われた参議院選挙で自民党を大勝させたのも、日本の有権者でしたから。そこで、9月27日に全国10都市で撮影をする映画を作ると決めました。国葬や安倍晋三さんという人のことを、本当のところどう思っているのか、人々のリアルな思いを知りたかったのです。
話を聞かせてくださった方は数十人ですが、そこには実に様々なバリエーションがありました。日本人とは、何なのか。私自身が、この映画を作る過程で多くの発見をし、かつ、完成版を観てたいへん困惑しています。
ーー大島新

💥特報予告編YOUTUBE
https://youtu.be/RgsHZdUTxfA

🟠クレジット・ビリング
監督 大島新
取材・撮影 [東京]大島新 三好保彦 [下関]田渕慶 [京都] 石飛篤史 浜崎務 [福島]船木光 [沖縄]前田亜紀 [札幌]越美絵 [奈良]石飛篤史 浜崎務 [広島]中村裕 [静岡]込山正徳 [長崎]高澤俊太郎
編集 宮島亜紀 整音・効果 高木創 監督補 船木光 制作スタッフ 中村有理沙
プロデューサー 前田亜紀 制作 ネツゲン 配給 東風
2023年/日本/88分/DCP/ドキュメンタリー

🟡公開表記
9月16日(土)より[東京]ポレポレ東中野、9月23日(土)より[大阪]第七藝術劇場、[愛知]名古屋シネマスコーレほか全国順次

◇HP:https://kokusou.jp/
◇ツイッター https://twitter.com/nazekimi2020
◇FB https://www.facebook.com/nazekimi2020
2023.06.09

石田智哉監督作品 『へんしんっ!』2023年6月9日(金)よりAmazon, Google ほかでも順次配信開始!



2021年公開の石田智哉監督作品『へんしんっ!』が6月9日(金)よりAmazon Video、Google Play ほかでも観れるようになりました!
体とからだ、人とひと。ちがうをつなぐ、こころとは。「PFFアワード2020」グランプリに輝いた本作。審査に関わった映画のプロたちが「とにかく興奮した」と激賞した、驚きと、歓びに満ちたドキュメンタリーを、この機会にぜひご覧ください!

❖『へんしんっ!』配信先一覧 ❖ 2023.12.4更新
◆『へんしんっ!』作品情報:【リンク】

▷Amazon prime video 【作品ページリンク】

▷Google Play 【作品ページリンク】

▷YouTube 【作品ページリンク】

▷U-NEXT 【作品ページリンク】

▷DOKUSO映画館 【作品ページリンク】

▷TELASA 【作品ページリンク】

▷ビデオマーケット 【作品ページリンク】

▷music.jp 【作品ページリンク】

▷FOD 【作品ページリンク】

▷THEATRE for ALL 【作品ページリンク】
★THEATRE for ALL では下記5つのバージョンの本編が選択可能です😊
*オリジナル(字幕なし・音声ガイドなし) *日本語字幕 *音声ガイド *英語字幕 *韓国語字幕

❖視聴料金やレンタル視聴時間などは各配信サイトによって異なります。予めご了承ください。
2023.06.01

予告編解禁&特別先行上映決定『絶唱浪曲ストーリー』

\\予告編解禁&6/23㊎特別先行上映決定//

7月1日(土)よりユーロスぺース他にて公開される『絶唱浪曲ストーリー』。
ついに予告編が完成!

拍子木と三味線のリズムにあわせて始まる予告編。
浪曲に馴染みのない人もたちまち虜にする伝説の芸豪・港家小柳師匠のソウルフルな口演の一部を公開!
さらに、先日長寿番組「笑点」に出演し話題となった“100歳で現役”の曲師・玉川祐子師匠も大活躍。
玉川奈々福さん、玉川太福さんなど、当代きってのスターたちも登場。
浪曲界を舞台に繰り広げられる愛に溢れた人間ドラマに、あなたも「よっ!待ってました!」と言いたくなるはず!?

🎥YOUTUBE▽
https://youtu.be/A40LW4v-66g


さらに、2019年からユーロライブで開催され、今年フィナーレを迎える「第5回浪曲映画祭」にて、【6/23(金)に特別先行上映】が決定!
上映後には、本作の主人公である浪曲師・港家小そめさん、川上アチカ監督によるトークも行います!ひとあし先に、ぜひ劇場でご堪能ください!
—————
■第5回浪曲映画祭:浪曲映画祭─情念の美学2023 完結篇
開催期間:6月23日(金)~6月26日(月) 会場:ユーロライブ(東京都渋谷区)
公式サイト:http://www.eurolive.jp/#000317
*6月1日(木)13時よりチケット販売開始!

主催=ユーロスペース 企画=ユーロスペース+シネマ5 企画監修=玉川奈々福
映画提供=国立映画アーカイブ/東映/KADOKAWA/松竹/日活/東風/神戸映画資料館
協力=国立映画アーカイブ/マツダ映画社

■浪曲映画祭内『絶唱浪曲ストーリー』特別先行上映
「映画と浪曲師」プログラム内:
6月23日(金)18:00上映開始/上映後:港家小そめさん、川上アチカ監督によるトーク
—————

❖新たなコメントも続々到着❖

高座で唸れば客席もうなる。
老浪曲師の元へこの御時世に入門する港家小そめ。
買ってでもする苦労と人と芸との情念の物語、いざっ!
「いよっ待ってました」「たっぷり」「日本一!」……お時間まで……。
ーー高田文夫(放送作家)

この映画は生活や仕事に慣れちゃって、飽きちゃって、嫌んなっちゃって、辞めたくなっちゃって、立ち止まりたくなっちゃった……そんな時に観るといいクスリになります。誰にでもあった「初心」が浪曲でくすぐられて、いい塩梅。はい、ちょっと元気出た。
ーー春風亭一之輔(落語家)



🎬最新の劇場情報はこちらから▼
https://rokyoku-movie.jp/index.php#theater
公開まで、どうぞお楽しみに!!

👘7月1日(土)~東京都渋谷区:ユーロスペース
👘7月7日(金)~京都府京都市:京都シネマ
👘7月8日(土)~大阪府大阪市:第七藝術劇場
👘7月~愛知県名古屋市:シネマスコーレ
👘8月5日(土)~神奈川県横浜市:横浜シネマリン

👘近日公開
神奈川県川崎市:川崎市アートセンター
長野県長野市:長野相生座・ロキシー
新潟県新潟市:シネ・ウインド
兵庫県神戸市:元町映画館
広島県広島市:横川シネマ
大分県大分市:シネマ5
2023.06.01

松林要樹監督作品 『オキナワ サントス』/『花と兵隊』2023年6月1日(木)よりAmazon, Google ほかにて順次配信開始



2023年6月1日(土)より松林要樹監督作品『オキナワ サントス』(2021)、『花と兵隊』(2009)がAmazon Video、Google Play ほかにて配信で観れるようになりました!
1943年7月8日にブラジル・サントスで起きた「日系移民強制退去事件」。日本とブラジル、大和と沖縄の間に埋もれた史実を明らかにしていく『オキナワ サントス』、そして戦後もタイ・ビルマに留まった「未帰還兵」たちの今に迫った、松林要樹初監督作品『花と兵隊』。ぜひ2本あわせて、ご覧ください。

❖『オキナワ サントス』(2021) 配信先一覧 ❖ 2023.12.4更新
◆『オキナワ サントス』作品情報:【リンク】

▷Amazon prime video 【作品ページリンク】

▷Google Play 【作品ページリンク】

▷YouTube 【作品ページリンク】

▷ビデオマーケット 【作品ページリンク】

▷music.jp 【作品ページリンク】

▷FOD 【作品ページリンク】


❖『花と兵隊』(2021) 配信先一覧 ❖ 2023.12.4更新
◆『花と兵隊』作品情報:【リンク】

▷Amazon prime video 【作品ページリンク】

▷Google Play 【作品ページリンク】

▷YouTube 【作品ページリンク】

▷U-NEXT 【作品ページリンク】

▷ビデオマーケット 【作品ページリンク】

▷music.jp 【作品ページリンク】


▷FOD 【作品ページリンク】


【レンタル料金】
HD画質=500円(税込)/SD画質=400円(税込)
*一部配信サイトではHD/SDともに同価格の場合あり
*各配信サイトの設定上、一部配信サイトでは上記価格と異なる場合があります
*レンタル視聴時間は各配信サイトの新作ルールに準じます
2023.04.25

【特集上映「映画監督ヤン ヨンヒと家族の肖像」】HPオープン&予告編完成✨

【特集上映「映画監督ヤン ヨンヒと家族の肖像」】
\HPオープン&予告編完成/


ヤン ヨンヒ監督と荒井カオルプロデューサーが寄せたメッセージのほか、『ディア・ピョンヤン』『愛しきソナ』『スープとイデオロギー』それぞれの作品についてもHPにてご紹介しています!
ドキュメンタリー三部作の軌跡をたどる予告編もぜひご覧ください✨

特集上映「映画監督ヤン ヨンヒと家族の肖像」HP🔻
https://soupandideology.jp/familytrilogy/





🔷上映作品🔷

『ディア・ピョンヤン』*デジタル・リマスタリング版日本初上映
2005年|日本|108分|(C)PLACE TO BE, Yang Yonghi

『愛しきソナ』 *デジタル・リマスタリング版日本初上映
2009年|韓国・日本|82分|(C)PLACE TO BE, Yang Yonghi

『スープとイデオロギー』
2021年|韓国・日本|118分|(C)PLACE TO BE, Yang Yonghi


🔷公開情報🔷

各地での開催が続々決まっています。
舞台挨拶も決定しましたので、ぜひご参加ください!

📌東京都中野区 ポレポレ東中野 5/20㊏~
★5/20㊏ ヤン ヨンヒ監督、荒井カオルさんによる舞台挨拶あり

📌神奈川県横浜市 横浜シネマリン 近日開催

📌愛知県名古屋市 名古屋シネマテーク 6月開催

📌大阪府大阪市 第七藝術劇場 6/3㊏~

📌京都府京都市 京都シネマ 6/9㊎~

📌兵庫県神戸市 元町映画館 近日開催


書き下ろしエッセイ『カメラを止めて書きます』
2023年4月30日刊行

ヤン ヨンヒ著 株式会社クオン
定価2200円(税込)256頁 オールカラー ISBN 9784910214498
編集:アサノタカオ 校正:瀬尾裕明 ブックデザイン:松岡里美(gocoro)

📚株式会社クオン
書籍の詳細やご予約は▷【こちら
2023.04.20

『裸のムラ』話題沸騰、アンコール上映決定!

\\\百聞は一見にしかず!話題沸騰、アンコール上映決定!!!///

昨年22年10月公開『裸のムラ』(五百旗頭幸男監督)!
何かと話題沸騰の今、各地の映画館での公開が決定!!
見逃していたあなた!もう一度観たいあなた!ぜひ劇場にお越しください。

【大阪】シアターセブンhttp://www.theater-seven.com/
23年5月6日(土)〜5月12日(金) 1週間(予定) アンコール上映決定!!

【東京】ポレポレ東中野https://pole2.co.jp/
23年5月13日(土)〜5月19日(金) 1週間アンコール上映決定!!

5月14日(日)、15(月)各日16:20の回上映後 五百旗頭幸男監督による舞台挨拶!!

【東京】キネカ大森https://ttcg.jp/cineka_omori/
23年5月19日(金)~6月1日(木)2週間予定上映!

【福井】福井メトロ劇場https://fukuimetro.jp/
23年5月20日(土)〜 上映決定!

【広島】福山駅前シネマモードhttps://www.furec.jp/cinema-mode/
23年6月9日(金)〜6月15日(木) 上映決定!

ほかにも上映予定!どうぞお楽しみに!


◤怒るか、笑うか、呆れるか…
それは映画を観るあなた次第!!◢
『裸のムラ』https://www.hadakanomura.jp

【予告編】 https://www.youtube.com/watch?v=7tlmf7ENqbo
プリント
2023.04.14

ヤン ヨンヒ監督特集上映&書き下ろしエッセイ刊行!

特集上映「映画監督ヤン ヨンヒと家族の肖像」5月20日より開催

書き下ろしエッセイ『カメラを止めて書きます』4月30日刊行決定


2022年6月公開『スープとイデオロギー』で第77回毎日映画コンクール〈ドキュメンタリー映画賞〉、韓国DMZ国際ドキュメンタリー映画祭グランプリ〈ホワイトグース賞〉を受賞したヤン ヨンヒ監督。
デビュー作『ディア・ピョンヤン』とつづく『愛しきソナ』がデジタル・リマスタリング化しついに日本初上映!
『スープとイデオロギー』とあわせドキュメンタリー3部作を【特集上映「映画監督ヤン ヨンヒと家族の肖像」】として 5月20日(土)より[東京]ポレポレ東中野にて開催、ほか全国順次開催いたします。

ぜひこの機会にスクリーンでご覧ください!
HPは鋭意準備中…『スープとイデオロギー』のニュースページやSNSで情報発信中!

🔷INTRODUTCION🔷
あの家族の物語がデジタル・リマスタリングで蘇る
『ディア・ピョンヤン』『愛しきソナ』『スープとイデオロギー』ドキュメンタリー3部作一挙上映

家庭用ビデオカメラで撮影した作品がデジタル・リマスタリングで蘇る幸せに胸が震えている。
「長く生き残る作品になりますように」と願いながら撮影し編集した。
主人公のアボジは亡くなり、ソナとも会えなくなった。
しかしあの日のアボジ、あの時のソナを消すことはできない。
その一瞬一瞬が歴史なのだから。———— ヤン ヨンヒ


🔷上映作品🔷
『ディア・ピョンヤン』*デジタル・リマスタリング版日本初上映
2005年|日本|108分|(C)PLACE TO BE, Yang Yonghi

『愛しきソナ』 *デジタル・リマスタリング版日本初上映
2009年|韓国・日本|82分|(C)PLACE TO BE, Yang Yonghi

『スープとイデオロギー』
2021年|韓国・日本|118分|(C)PLACE TO BE, Yang Yonghi

🔷公開情報🔷
5月20日(土)[東京]ポレポレ東中野にて開催 https://pole2.co.jp/
以降[大阪]第七藝術劇場、[京都]京都シネマ、[愛知]名古屋シネマテークほか

🔷特集上映公式HP[準備中]🔷
https://soupandideology.jp/familytrilogy



ヤン ヨンヒ監督の書き下ろしエッセイ
『カメラを止めて書きます』が4月30日刊行決定!


「家族を撮るとは結局、自分が何から生まれたのかを掘り下げる行為だ」
ヤン ヨンヒが<家族ドキュメンタリー映画3部作>のビハインドストーリーや撮り続けるなかで感じる想いを、率直な語り口で綴ったエッセイ。韓国では『スープとイデオロギー』公開と同時期(22年秋)に刊行され早くも四刷。NHK ETV特集「オモニの島 わたしの故郷」でこの本の一部が朗読され、日本語版刊行前から話題になっている。ヤン一家の話を通して、日本と朝鮮半島が歩んできた道、<家族>、そして<わたし>という存在を、見つめるきっかけになる一冊。

書き下ろしエッセイ『カメラを止めて書きます』
2023年4月30日刊行

ヤン ヨンヒ著 株式会社クオン
定価2200円(税込)256頁 オールカラー ISBN 9784910214498
編集:アサノタカオ 校正:瀬尾裕明 ブックデザイン:松岡里美(gocoro)

📚株式会社クオン
書籍の詳細やご予約は▷【こちら
2023.04.12

『絶唱浪曲ストーリー』7/1㊏公開決定!

\7/1㊏より/
川上アチカ監督『絶唱浪曲ストーリー』東京 ユーロスペースにて公開決定
素敵なコメントも続々到着!



COMMENTS(敬称略・五十音順)

なんて美しくて誠実な映画だろうか。過剰な演出は一切なく、カメラは語るものをひたすら見つめ、耳を澄ませ続ける。そこで映し出されるのは港家小柳や玉川祐子らの名人芸だけではない。彼らを支える弟子や関係者の思い。何気ない日常と、その終わり。芸能が暮らしの延長にあり、人生と共にあることを実感させられる。なかでも港家小そめの名披露目興行の場面は、芸能をテーマとする近年のドキュメンタリー作品でも屈指の名シーンではないだろうか。大切な人に無性に会いたくなり、酒を酌み交わしたくなる、そんな愛すべき映画である。途方に暮れるような時間と労力をかけてこんな傑作を作り上げた川上監督に乾杯!
――大石始(文筆家)

何度も何度もこすれてできた、一節のたこ。街に、生活に、芸に、それがある。
たこに人は集う。行き交う足跡が、またたこになる。一代で終わらない、憧れの痕。
この空は明るくも、暗くもない。ただただ、うまくなりたい。
――折坂悠太(シンガーソングライター)

浪曲師たちのパワフルな愛情!
いっしょくたになった人と芸と生活が、いまを生きる浪曲の魅力を伝えてくれる。
――九龍ジョー(ライター、編集者)

ともに過ごした時間より、 とても近くに居るという距離をカメラは掬い取っていた。
師匠と小そめさんが並んで歩く後ろ姿、背中に添える手が、稽古だけではない継承の営みを、その尊さを描いていた。
受け継いだ人の中に生き続ける記憶もまた、同じ近さで、その人を支えていくのだと教えてくれる。
青空に揺れる桜は、別れのときを報せながらもあたたかかった。
彼方から見守る人たちを、見上げる視線から想像した。
――小森はるか(映像作家)

人間の情念をストレートに語ってみせる浪曲。さらにその浪曲を生み出す“浪曲師・曲師のパトスを描く映画”である。
港家小柳が途中で舞台を降りる場面から、小そめの名披露目までの展開は、まさに映画自身が浪曲をうなっているようである。
――釈徹宗(相愛大学学長・宗教学者・僧侶)

師と仰ぐ人に出会い、学び、叱られ、可愛がられ、時として誰かの役に立ち、新たな門出に立ったときに祝福される。
これはなんと幸せなことだろう。
人の営みの中で継承されてきた芸をまるごと受け止める若き浪曲師の姿に、何度も胸が熱くなった。
――岨手由貴子(映画監督)

ほとばしる人情、熱いLOVE。スクリーンのなかの人々が、時代の荒波をくぐり抜けながら浪曲がしぶとく生き続ける理由を描き尽くす。耳から耳へ、声から声へ、魂から魂へ。日本の芸能の宝、浪曲の核心に迫るドキュメンタリーだ。
――平松洋子(作家、エッセイスト)

・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・

INTRODUCTION

近年、たしかな盛り上がりを見せる寄席演芸の世界。落語、講談だけではない。いま浪曲が、熱い。浪曲師の独特の唸り声、エモーショナルな節回し、キレのよい啖呵。曲師の三味線とのスリリングなインタープレイが、初めて見る者の心をたちまち鷲づかみにする。平成生まれの浪曲師や曲師が育ち、女性の演者が増えた。浅草木馬亭の客席は昔ながらの愛好者と新たなファンが入り混じり、新時代の到来を予感させる。

主人公は、そんな浪曲の世界に飛び込んだ港家小そめ。伝説の芸豪・港家小柳に惚れ込み弟子入りした小そめが、晴れて名披露目興行の日を迎えるまでの物語だ。映画のもう一つの主役というべきは関東唯一の浪曲の常打ち小屋である木馬亭。舞台裏では、さまざまな人生が交錯し、ベテランから若手へと芸が継承されていく。

製作・撮影・監督は、川上アチカ。小そめと同じく小柳の虜になった川上は8年の歳月をかけて本作を完成させた。親密なキャメラは、小柳と曲師の玉川祐子、そして小そめが大切な何かを育んでいく様子を克明に写す。もちろん、迫力満点の口演場面も大きな見どころだ。玉川奈々福、玉川太福など、当代きってのスターたちも顔を覗かせ、たっぷりと楽しめるドキュメンタリー。
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・

MESSAGE&PROFILE

映画が完成したとき、この映画そのものが浪曲で語られる人情物語の一席のようだと気づいた。昭和初期の最盛期に比べれば、いま浪曲は下火だという。
けれど、寄席の中ばかりでなく、街や生活に浪曲はあって、人知れず絶唱し、赤々と燃えている。容赦なく流れていく時間の中で、いつ途切れるともわからないその声に耳を傾けたら、愛の投げ合いの物語が聞こえた。
人間を少し好きになれた。(猫はもっと好きになった。)

❖監督プロフィール:川上アチカ
1978年、横浜生まれ。横浜市立大学卒業。初監督作、日系アメリカ人の強制収容経験を題材にした『Pilgrimage』で「キリンアートアワード2001」準優秀賞を受賞(※川上紀子名義)。以来、フリーの映像作家としてドキュメンタリー、音楽家とのコラボレーション、ウェブCM、映画メイキング等、幅広く制作。戦争を生き残った祖父を一人きりで死なせてしまった後悔から、2004年より6年間、舞踏家大野一雄氏の最晩年に病床でカメラを回し命を見つめる稽古を受ける。その後、浪曲や河内音頭の芸能者を記録した短編ドキュメンタリー『港家小柳IN-TUNE』(15)、『鈴の音のする男』(16)、『河内の語り屋』(18)を発表。本作『絶唱浪曲ストーリー』は初の長編ドキュメンタリー映画となる。監督業の一方で、プロデューサーとしての活動も行い、共同プロデューサーとして日台合作映画ワン・イエミン監督『闘茶』(08)、アソシエイトプロデューサーとして篠原哲雄監督『クリアネス』(08)に参加。また、2017年と2018 年にはフランス人映画監督ヴィンセント・ムーンの日本ツアーをプロデュースしている。

・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・

\7/1㊏より 東京・ユーロスペースほか/
川上アチカ監督『絶唱浪曲ストーリー』
公式HP:https://www.rokyoku-movie.jp
ツイッター:@rokyoku_movie https://twitter.com/rokyoku_movie
インスタグラム:@rokyoku_movie https://www.instagram.com/rokyoku_movie/
FB:@rokyoku.movie https://www.facebook.com/rokyoku.movie
~~~~~~
出演:港家小そめ 港家小柳 玉川祐子 沢村豊子 港家小ゆき 猫のあんちゃん 玉川奈々福 玉川太福 ほか
監督・撮影・編集:川上アチカ
プロデューサー:赤松立太 川上アチカ 土田守洋
アソシエイトプロデューサー:秦岳志 藤岡朝子 矢田部吉彦 編集:秦岳志 整音:川上拓也 カラリスト:西田賢幸 本編タイトル:大原大次郎 写真撮影:五十嵐一晴 
協力:木馬亭 (一社)日本浪曲協会 配給:東風
文化庁「ARTS for the future!」補助対象事業
2023年/日本/111 min/DCP/ドキュメンタリー/英題:With Each Passing Breath
~~~~~~
2023.03.31

映画『主戦場』裁判のご報告

==========
映画『主戦場』
裁判のご報告と定額制動画配信サービス開始のお知らせ
(2023年3月31日)

==========
ミキ・デザキ監督と配給会社 東風に対して、映画『主戦場』出演者の一部が、映画の上映禁止や損害賠償などを求めた裁判の上告審決定のご報告です。
2023年3月30日付最高裁第1小法廷 裁判官全員一致の意見として、本日3月31日に次のとおりの決定書が届きました。

主文
1 本件上告を棄却する。
2 本件を上告審として受理しない。
3 上告費用及び申立費用は上告人兼申立人らの負担とする。


2022年1月27日の第1審、2022年9月28日の控訴審判決につづき、上告審においても原告らの訴えをすベて棄却する判決が維持され、ミキ・デザキ監督と配給会社 東風の全面勝訴が確定しました。
これまでご支援くださったみなさま、弁護団のみなさまに、あらためて心より感謝を申し上げます。

合同会社 東風 一同

—————————————————————
◤映画「主戦場」ミキ・デザキ監督のコメント◢
ケント・ギルバート、トニー・マラーノ(テキサス親父)、藤岡信勝、藤木俊一、山本優美子の各氏が起こした私の映画に対する口封じ訴訟は、約4年の時を経て、最高裁が彼らの上告を棄却し、完全に終結しました。
これは、日本の表現の自由にとっても大きな勝利であると私は信じています。
アーティスト、映画製作者、そしてメディアは、物議を醸すような話題やタブー視される話題、特に社会から疎外された層や人々、犯罪の被害者が声をあげることになる話題を取り上げることによって、訴えられたり攻撃されたりすることを恐れるべきではないし、恐れる必要もありません。
私と映画『主戦場』を応援してくださったすべての方々に感謝します。特に、私の弁護団と配給会社東風の素晴らしい仕事とサポートに感謝したいと思います。

ーーミキ・デザキ 映画「主戦場」監督/プロデューサー
—————————————————————
<定額制動画配信サービス開始のお知らせ>
これまでも各種配信プラットホームでの配信を行っておりましたが、
4月1日(土)よりAmazon PrimeとU-Nextにて定額制動画配信サービス(サブスク)での配信が開始します。