彼は空っぽだ。
でも自分ではその事を認められない。認めたくない。
だから彼は叫び続ける。
「僕は空っぽじゃない!」と。
彼をどう思うか、それはあなたの人生を映す鏡になる。
押見修造(漫画家)
高田馬場の居酒屋で飲んだ加藤さんは「妖怪」と書かれた名刺を渡してきました。
ああ。この人は……ダメな人だ。
映画を見ていると胸が締め付けられます。
感動ではなく、この人は大丈夫なのだろうかと。
あなたも締め付けられてください。
菊池良(世界一即戦力な男)
変な人の夢を追いかけたアツい映画だと思って観ていたら、なんとホラー映画だった!
僕はこの人と2冊も絵本を共作しているのです。ゾッとする!
…と言いたいところですが、映画を観終わってもっと加藤くんのことが好きになりました。
本秀康(イラストレーター/漫画家)
これは、映画そのものが妖怪と呼ぶべきなんだ!
【妖怪=日常の経験や理解を超えた不思議な存在や現象】。
同感だ。私には理解を超えてるわ。
それにしても、幼なすぎて、危なっかしいよな!
こうなったらホンマモンの妖怪に成長するまで、見守るしかあるまいに!
原一男(映画監督)
あんたはまだ若いで、
めちゃくちゃな生活をせんで、
落ち着いて人間らしい生活を
やってください。
加藤雪子(祖母)