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2021.07.21

松林要樹監督『オキナワ サントス』7/31(土)沖縄・桜坂劇場にて先行上映、8/7(土)より全国順次公開!


第21回東京フィルメックス・コンペティション部門正式出品 『花と兵隊』『祭の馬』松林要樹監督待望の最新作 戦後70年以上を経て明かされるサントス「日系移民強制退去事件」の真実ーー


ドキュメンタリー映画『オキナワ サントス』
7/31㊏より沖縄・桜坂劇場での先行上映
8/7㊏より東京・シアター・イメージフォーラム、大阪・第七藝術劇場ほかにて劇場公開決定

🔸公式HP:https://okinawa-santos.jp/
🔸予告編:https://youtu.be/H7mZTht34FE

<監督メッセージ>
東京オリンピックが開催されようとしているが、今も世界各地で移民や難民の排除が起きている。
具体例を挙げるまでもなく、日本政府はもちろん、一般のいわゆる日本人が難民や移民に対して決して寛容だとは思えない。
この映画の撮影を開始した2016年には、今のようなパンデミックな世の中になっていることは予想すらできなかったが、不寛容な社会になっていることは想像できた。
戦時中、地球の裏側のブラジルで起きたことは、日本がアジアでとった軍事行動の裏返しだったと考えるようになった。
時として戦争の加害者と被害者とが表裏一体になることがあると思う。
だから戦時中に日系ブラジル人が経験したことは、 遠い国の昔の話ではなくて、現代にも通じる普遍的な教訓になる出来事だと信じている。

<プロフィール>
監督・撮影・編集 松林要樹(まつばやし・ようじゅ)

ドキュメンタリー映画監督。1979年福岡県生まれ。日本映画学校(現・日本映画大学)で原一男、安岡卓治が担任するゼミに参加。
戦後もタイ・ビルマ国境付近に留まった未帰還兵を追った『花と兵隊』(2009年)で、第1回田原総一朗ノンフィクション賞〈奨励賞〉、第26回山路ふみ子映画賞〈福祉賞〉を受賞。
ほか作品に森達也、綿井健陽、安岡卓治と共同監督した『311』(2011年)、地震と津波と放射能汚染の被害を受けた福島県南相馬市を取材した『相馬看花 第一部 奪われた土地の記憶』(2011年)、津波から奇跡的に生還したある馬の数奇な運命を描いた『祭の馬』(2013年)。
世界17カ都市を旅しながら反射する世界を撮った『Reflection』(2015年)が、第34回バンクーバー国際映画祭で上映。
2016年に文化庁新進芸術家研修制度でブラジル・サンパウロに滞在。 著書に「ぼくと『未帰還兵』との2年8カ月」(同時代社)、「馬喰」(河出書房新社)など。現在は沖縄在住。