『プリズン・サークル』坂上香監督最新作!!
『コール&レスポンス』 が12月5日(土)より〈東京〉シアター・イメージフォーラム、ポレポレ東中野、〈大阪〉第七藝術劇場ほか全国順次公開!
本作をいち早くご覧いただいた、
井上花月 さん(Laura day romance)、
上野千鶴子 さん(社会学者)、
宇多丸 さん(RHYMESTER)、
小川紗良 さん(映像作家・文筆家・俳優)、
鴻上尚史 さん(作家・演出家)、
國分功一郎 さん(哲学者)、
武田砂鉄 さん(ライター)、
竹中夏海 さん(振付演出家/エンタメ産業カウンセラー)、
信田さよ子 さん(公認心理師)、
ブレイディみかこ さん(ライター)、
宮地尚子 さん(精神科医/大学教員)、
安田菜津紀 さん(メディアNPO Dialogue for People副代表/フォトジャーナリスト)と、各界より総勢12名の方から絶賛コメントが届きました!
▰▰COMMENTS▰▰
※順不同・敬称略
軍隊式の「矯正」が実はデフォルトな我々の社会の在り方そのものを改めて鋭く問い直してくるかのような坂上香監督作品、待望の新作の題材は、まさかの「ラップ」!? 80年代末以来、日本語によるラップ技術、および日本型ヒップホップ文化の実験と実践にすでに人生の少なからぬ割合を捧げてきてしまった身としては、当然の如く、傑作『プリズン・サークル』以上に、様々な思考や感情を極めて強く喚起させられる一本だった。特に、「おーっ、マジでいいじゃん!」と思わず声が出て拳を突き上げてしまうパンチラインを初心者からも引き出してみせる、指導者としてのFUNIさんの尋常ではない丁寧さと根気強さに、心底感服!
——宇多丸(RHYMESTER)
たった一回のコール、たった一回のレスポンスが、こんなにも人を動かす力を持っている。それに私は心底驚いた。
コール(叫び)があって、レスポンス(応答)がある世界、それは人がレスポンシビリティ(責任)を感じられる世界だ。
応答ある世界が私たちにとってどれほど貴重な世界であることか。
応答なき世界がどれほど苦しく、冷たい世界であることか。
子どもたちのコールに、大人たちはどれほど応えているのか。いや、そもそも、応えているのか。
坂上香監督の映画『コール&レスポンス』が描いているのは、どこかの非日常ではない。私たちの目の前にある日常である。
——國分功一郎(哲学者)
心の奥底に潜んでいる、在ることはわかっているんだけど、吐き出せない感情。
それは、私にも在るし、あなたにも在るはずだし、ここに映っている彼らにも在る。
観終わると、それを吐き出したのは、彼らだけなのではないかと思えてくる。
誰もが自分の心を覗くことになる作品だ。
——武田砂鉄(ライター)
ラップにはまったく縁のない世代なので、突然観客である自分もラップをやらされるのではないかという妄想めいた不安を抱きながら観た。ところがどうだろう、ラップが果たす役割がこれほど大きいのかと心底驚かされたのである。ラップという方法を媒介とすることで、結晶化された言葉が飛び交い、リズムと身体性が伴うことで演劇的なカタルシスも生まれる。
少年院という世間から隔絶された場所にカメラを入れ、虐待や差別で苦しむ者同士がつながり、加害者・被害者の率直な交換が生まれる場面を撮り続けた監督坂上香さんに脱帽だ。撮影許可を取るところから、ぼかし加工なしの編集まで、どれほどの苦労があっただろう。3時間49分の感動を多くのひとに味わってもらいたい。
——信田さよ子(公認心理師・臨床心理士)
ここにあるのは、エンパシー(他者への想像力)のその先にあるもの。
理解できない他者と肉声を交換すること、身をもって会いにいくこと、交ざりながらそれぞれの人生をシェアすること。レスポンスすることで変わっていく大人たちの顔が印象的だった。
『プリズン・サークル』の先にこんな確かな光を見せてくれた坂上監督にCheers!
社会は地べたが変えていく。
——ブレイディみかこ(ライター)
奇跡は何度でも起きる。
身体、リズム、ことば・・・ラップが凍っていた心を溶かす。
ほぐれていくカラダ。はじける笑い。ホンネのことば。
そんな少年たちが、再び規則でがんじがらめの日常に戻っていく。
コミュニケーションと自己表現を禁じる少年院で、更生なんかできるわけがない。
この作品が刑務所や少年院の凍った組織文化を溶かしていけばいい。
それだけじゃない、このワークショップ、塀の外でもやってほしい。
——上野千鶴子(社会学者)
この映画を短文で表すのは困難だ。テーマはくっきりとしているのに、そこに関わる人は多様で、その文脈も多義的だから。そう、「壁の向こう」の人々に単純なレッテルを貼り、思考停止し、「私とは違うのだ」と切り離してこなかったか――問われるのは彼ら以上に、この映画を観る「私」なのかもしれない。
——安田菜津紀(メディアNPO Dialogue for People副代表/フォトジャーナリスト)
フェンスの向こう側を、少年たちは「社会」と呼ぶ。まるで自分はそこに含まれていないかのように。彼らと社会を隔てるものは、一体何なのだろう。少年たちの言葉に耳を傾ければ、私と何ら変わらない、この世界の一員であることを知る。君と同じ不完全さが、私のなかにもあった。
——小川紗良(映像作家・文筆家・俳優)
「話す」ことは「手放す」ことでもある。
少年院では歌うどころか笑うことも禁じられている少年たちが、音楽に乗せて自分の言葉で訥々と話し始める。
その“コール”に“レスポンス”があったときどんな化学反応が起きるか、その瞬間がこの映画には記録されている。
ヤンキーの恋愛リアリティショーが世界に向けて配信され、人々が安全圏から好き放題に出演者をジャッジする現代。
非行に走らざるを得なかった彼らと私たちの違いを、“生まれ持った気質”で片付けて、ラクしたくない。
——竹中夏海(振付演出家/エンタメ産業カウンセラー)
言葉と音で、こんなにも人の心はひらかれる。
罪を犯してしまった少年達のほどけていく表情、ラップにのせる素直な言葉に涙が滲んだ。
彼らだけが悪いとはわたしは絶対に言えない。
わたしと彼らの根っこは違わず、べつに環境が違えば、お互い今とは別の人生を歩んでいただろう。
傷み切ったさみしさが罪を生む。
俺、さみしかったよってラップしていた彼の顔が忘れられない。
——井上花月(Laura day romance)
言葉を紡ぐ。かっこつけても、弱音を吐いても、ラップのビートが包んでくれる。返ってくるアンサーラップ。自分の声が相手に響いたことがわかる。痛み、傷、恥、そして孤独。ひとりになりたくないために暴力をふるっていた少年たちが変わり始める。関わる市民も変わっていく。不信の応酬から、信の応酬へ。呼びかけと応答。人間が人間らしく生きていくために必要なのは、ただそれだけなのかもしれない。
——宮地尚子(精神科医/大学教員)
坂上香監督は、また一本、この国の根源的な部分を揺り動かす作品を創られました。少年院にいる少年達の素朴なラップが、どうしてここまで心を揺さぶるのか。何度も泣きました。彼らの未来に、どうか光がありますように。このくそったれの世界で、生きる喜びと出会いますように。
——鴻上尚史(作家・演出家)
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▰▰SPECIAL TRAILER▰▰
VIDEO
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▰▰INTRODUCTION▰▰
君の声を聞かせて
全国に40余りある少年院。健全な育成と社会復帰を目的に矯正教育を行う施設だ。そのうちの3か所で行われたラップ・ワークショップ。アルコールや薬物、さまざまな暴力に囲まれ、痛みを痛みと感じられない環境に生まれ育った少年たちが、自らに名前〈MCネーム〉を与え、言葉〈リリック〉に想いを乗せていく。塀の中のラップが届けられたのは、多様な背景を持つ8名の大人たちの〈市民ラップチーム〉。対面できないもどかしさをも超えて応答し合い、ある少年院では、地域住民17名と直接交流し、交わることのないと思えた人生が交差していく。そしてまた別の少年院では犯罪の加害者、被害者、異なる立場の大人たちとの出会いを通してラップを生み出していく。距離や時間を横断しながら呼応〈コール&レスポンス〉する中で、少年たちの言葉、声、まなざしには変化が訪れる。そしてそれは関わる大人たちにとっても同じだった──
誰も出会ったことのない映像──唯一無二のラップ・ワークショップとその記録
『プリズン・サークル』(19/文化庁映画賞大賞)など、米国や日本で刑務所や受刑者を長年取材し、処罰から回復への実践を追い続ける坂上香による最新作。ワークショップは坂上と、彼女が率いるNPO団体out of frameが企画し、ラッパー、ダンサー、詩人といった仲間たちと共に立ち上げたかつてないプロジェクトだ。日本初の試みであり、実施や撮影許可にはいくつもの障壁があった。それらをひとつずつクリアしながら、言葉にならない想いを叫ぶ人、その声を掬う人──塀の中と外で生きる人々の姿をつぶさに記録し、6年の歳月を経て誕生した。これは、制度と司法のその先に確かにある、回復と変容の最前線。願わずにはいられない「君の行く道に光がありますように」。
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『コール&レスポンス』
12/5㊏より、【東京】シアター・イメージフォーラム、ポレポレ東中野、【大阪】第七藝術劇場、ほか全国順次公開✨
全国各地で坂上香監督による舞台挨拶やトークイベントを開催予定👣
最新情報は映画公式サイトをご確認ください!
🔗映画公式サイトはこちら▼
callandres-film.com
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