山形国際ドキュメンタリー映画祭2023[日本プログラム]、座・高円寺ドキュメンタリー映画祭2024[コンペティション部門]などで上映され、観客にほかになく強烈な印象を残した本作。公開を待ち望む声も多く聞かれ、今年12月7日(土)より[東京]ポレポレ東中野ほか全国順次公開が決定しました!
分かりあえなさとともに生きる、すべての人へ向けた破格のドキュメンタリー。この度、特報が解禁となり、藤野知明監督よりメッセージも到着しました。この冬、ぜひ劇場へお越しください⛄
🟡特報予告🟡
▽YOUTUBE▽
🟡ディレクターズ・メッセージ🟡
姉はたくさん才能を持って生まれましたが、発症してからは、それを十分に発揮することなく、ほとんど独りで生きていました。
我が家の25年は統合失調症の対応の失敗例です。
どうすればよかったか?
このタイトルは私への問い、両親への問い、そして観客に考えてほしい問いです。
撮影も編集も拙いですが
見るに値するものが映っていると思います。
——藤野知明(監督)
🟡イントロダクション🟡
家族という他者との20年にわたる対話の記録
面倒見がよく、絵がうまくて優秀な8歳ちがいの姉。両親の影響から医師を志し、医学部に進学した彼女がある日突然、事実とは思えないことを叫び出した。統合失調症が疑われたが、医師で研究者でもある父と母はそれを認めず、精神科の受診から姉を遠ざけた。その判断に疑問を感じた弟の藤野知明(監督)は、両親に説得を試みるも解決には至らず、わだかまりを抱えながら実家を離れた。
このままでは何も残らない——姉が発症したと思われる日から18年後、映像制作を学んだ藤野は帰省ごとに家族の姿を記録しはじめる。一家そろっての外出や食卓の風景にカメラを向けながら両親の話に耳を傾け、姉に声をかけつづけるが、状況はますます悪化。両親は玄関に鎖と南京錠をかけて姉を閉じ込めるようになり……。
20年にわたってカメラを通して家族との対話を重ね、社会から隔たれた家の中と姉の姿を記録した本作。“どうすればよかったか?” 正解のない問いはスクリーンを越え、私たちの奥底に容赦なく響きつづける。分かりあえなさとともに生きる、すべての人へ向けた破格のドキュメンタリー。
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\12/7㊏ポレポレ東中野にて公開/
『どうすればよかったか?』
監督・撮影・編集 藤野知明
制作・撮影・編集 淺野由美子
編集協力 秦岳志 整音 川上拓也
製作 動画工房ぞうしま
配給 東風
2024年/101分/日本/DCP/ドキュメンタリー
(C)2024動画工房ぞうしま
📌公式サイト▶
dosureba.com
📌公式X▶
@dosureba_film
📌公式note▶
『どうすればよかったか?』マガジン