生きることに遭難した彼の出口は、何処かにあるのか?
いま、一番リアルな青春映画
英題:A Permanent Part-timer in Distress
監督・主演:岩淵弘樹 プロデューサー:土屋 豊 アドバイザー:雨宮処凛 挿入曲:豊田道倫「東京ファッカーズ」
エンディング曲:曽我部恵一「WINDY」 メインヴィジュアル・イラスト:真鍋昌平(「闇金ウシジマくん」)
製作:W-TV OFFICE
2007年|日本|67分
(c)2008.Manabe Shohei (c)2007.W-TV OFFICE
2007年 山形国際ドキュメンタリー映画祭 ニュードックスジャパン 招待作品
2008年 第32回香港国際映画祭 招待作品
2008年 第16回レインダンス映画祭 招待作品
岩淵弘樹・23歳。平日は製造派遣大手の日研総業からキャノンの工場に派遣され、時給1250円での単純労働、週末は憧れの東京でフルキャストの日雇い派遣。不安定な労働環境から抜け出せない彼は、フリーターの権利を求めるデモに参加し、マスメディアの取材を受ける。しかし、テレビ画面に映し出されたのは、ただただ“不幸で貧しい若者”でしかなかった―。
大手レコード会社に就職した友人に自己責任論調の説教を受け、居酒屋でおっちゃんに「あなたは奴隷なんだよ!」と罵られる。「俺は誰に負けた? 俺は誰の奴隷だ?」岩淵は、拾った自転車で夜の東京を疾走する。