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花と兵隊

2009年8月8日(土)より東京・シアター・イメージフォーラムほか全国順次公開
花と兵隊
もうひとつの「戦後」の記録。
なぜ彼らは日本に還らなかったのか?
英題:FLOWERS AND TROOPS
監督・撮影・編集:松林要樹 編集:辻井潔 音楽:津嘉田泰三 プロデューサー:安岡卓治
製作:記録映画「未帰還兵」製作委員会 配給:安岡フィルムズ
配給協力:東風 KAWASAKIアーツ
2009年|日本|106分
©2009 Yojyu Matsubayashi

2009年 第33回山路ふみ子映画賞 山路ふみ子福祉賞受賞
2009年 第1回田原総一朗ノンフィクション賞 奨励賞受賞
太平洋戦争中、約19万の日本の将兵が、その命を失ったビルマ——。本作は、タイ・ビルマ国境付近で敗戦を迎えた後、祖国に還らなかった6名の日本兵、すなわち「未帰還兵」を描く。敗戦から60余年を隔て、戦争の記憶が薄れつつあるいま、90歳を前後する彼らを20代の監督・松林要樹がとらえた。2005年から3年に渡る取材で、松林はもうひとつの戦後史ともいうべき彼らの暮らしに寄り添い、新たな証言を記録した。それは、ある未帰還兵の現代日本への遺言となった。製作中、2名が鬼籍に入ったからだ。なぜ彼らは日本に還らなかったのか?南国の激しい雨の間隙、晴れやかな日差しの中で、穏やかに老後を迎える元兵士たちの平和な日常に、漆黒の時代の闇が潜んでいる。
  • おかえり ただいま
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