TOP > CATALOG > 悲しみのミルク

悲しみのミルク

2011年4月2日(土)より東京・ユーロスペース ほか全国順次公開
悲しみのミルク
ベルリン国際映画祭金熊賞受賞、国際批評家連盟賞をW受賞。
世界が熱狂した――ラテンアメリカの新しい才能。
英題:THE MILK OF SORROW
原題:La teta asustada
脚本・監督:クラウディア・リョサ
出演:マガリ・ソリエル スシ・サンチェス エフライン・ソリス マリノ・バリョン
製作:アントニオ・チャバリアス ホセ・マリア・モラレス クラウディア・リョサ
撮影監督:ナターシャ・ブレイア、美術監督:パトリシア・ブエノ スサナ・トレス
編集:フランク・グティエレス、音楽:セルマ・ムタル
提供:日本スカイウェイ 川崎市文化財団 KAWASAKIアーツ  配給:東風
配給協力:コミュニティシネマセンター 川崎市アートセンター
2008年|ペルー|97分
© Courtesy of Wanda Vision

2009年 ベルリン国際映画祭〈金熊賞受賞〉〈国際批評家連盟賞〉W受賞
2009年 米アカデミー賞外国語映画賞ノミネート
監督のクラウディア・リョサは、1976年生まれ。2010年にノーベル文学賞を受賞したマリオ・バルガス=リョサの姪にあたる。ペルー近現代史の傷跡をその身に引き受けた一人の女性――ファウスタの姿を通して、過去への厳しい眼差しと未来への希望を独特の映像美に結実させた本作は、ベルリン国際映画祭の金熊賞(最高賞)と国際批評家連盟賞をW受賞した。それはラテンアメリカの新しい才能の発見である。どれほど辛い記憶にとらわれていたとしても、いかにもあっけらかんと明日がやって来るこの世界は、ときに苛酷でグロテスクでさえある。しかし、その残酷さと笑い、悲しみと喜びの共存にこそ「ペルー的感性」があると述べるクラウディア・リョサの映画には、強靭な詩の力と圧倒的な生命の力が宿る。撮影監督は、『シルビアのいる街で』のナターシャ・ブレイア。2010年にはアカデミー賞外国語映画賞にノミネートされるなど、世界の映画祭、映画ファンから熱狂をもって迎えられている。
  • おかえり ただいま
  • おかえり ただいま
  • おかえり ただいま
  • おかえり ただいま