TOP > CATALOG > 青空どろぼう

青空どろぼう

2011年6月18日(土)東京・ポレポレ東中野ほか全国順次公開
青空どろぼう
まだ、ありがとうは言えない
三重県四日市市――公害裁判に立ち上がった人々と、彼らを支え続けた男がいる。
英題:AOZORA DOROBO
ナレーション:宮本信子 プロデューサー:阿武野勝彦 音楽:本多俊之
音楽プロデューサー:岡田こずえ 撮影:塩屋久夫 音声・水中撮影:森 恒次郎 水中撮影:岩井彰彦・神辺康弘
TK:河合 舞 効果:柴田勇也 ミキシング:澤田弘基 CG:小清水幹也 題字:山本史鳳
アソシエイトプロデューサー:安田俊之 編集:奥田 繁
共同監督:阿武野勝彦・鈴木祐司 制作・著作・配給:東海テレビ 配給協力:東風 宣伝協力:スリーピン
2010年|日本|94分
© 東海テレビ放送
高度経済成長期、石油化学コンビナートの煤煙で多くのぜんそく患者が発生した。苦しさの余り自殺者まで出した日本四大公害の1つ「四日市ぜんそく」――公害防止法の法制化のきっかけとなったその裁判の判決から38年が経つ。原告の一人、四日市市磯津の野田之一(78歳)。コンビナート対岸の漁港で3代続く漁師だったが、30代でぜんそくに蝕まれた。38年前、裁判に勝訴した時、支援者を前に野田はマイクで、こう呼びかけた。「まだ、ありがとうとは言えない。この町に、ほんとうの青空が戻った時、お礼を言います」と。そして、公害発生当初から患者たちを写真と文字で記録し続け、原告たちを支え続けた男がいる。公害記録人・澤井余志郎(82歳)。彼が発行した公害文集は60冊、その活動は40年を超える。澤井は、「公害はまだ終わっていない…」と話す。判決から38年たった現在もコンビナートから目を離そうとしない。事実の記録と真実の究明をたゆみなく継続することこそが本当の青空を取り戻すことにつながると信じている。
  • おかえり ただいま
  • おかえり ただいま
  • おかえり ただいま
  • おかえり ただいま