誰も見たくなかったはずの、ドキュメンタリー。
共同監督:森達也、綿井健陽、松林要樹、安岡卓治
配給:東風
2011年/日本/92分
(C) 2011 Mori Tatsuya,Watai Takeharu,Matsubayashi Yojyu,Yasuoka Takaharu All Rights Reserved.
山形国際ドキュメンタリー映画祭2011「ともにある Cinema with Us」正式出品
第16回釜山国際映画祭(2011)「ワイドアングル部門」正式出品
東日本大震災発生から2週間後、一台の車が被災地へと向かっていた。
作家で映画監督の森達也、映像ジャーナリストの綿井健陽、映画監督の松林要樹、映画プロデューサーの安岡卓治。
震災をその目で確認すること、それだけが共通の目的だった。ガイガーカウンターが激しく反応するなか、東京電力福島第一原子力発電所への接近を試み、津波の被害をうけた土地を訪ね、岩手、宮城を縦走。そして、津波に飲みこまれた石巻市立大川小学校へと向かう。依然行方不明のわが子を探す親たちの言葉が、メディアの姿勢をも問う。遺族を目の前にしながらビデオカメラを廻し続ける彼らにも厳しい批判が向けられる。