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牡蠣工場

2016年2月20日(土)より東京・シアター・イメージフォーラムほか全国順次公開
牡蠣工場
美しき瀬戸の海。過疎の町にグローバリズムがやってきた。
「歴史の歯車」が、いま、静かに回り出す――!
英題:Oyster Factory
監督・製作・撮影・編集:想田和弘 製作:柏木規与子
配給・宣伝:東風+gnome
2015年|日本・アメリカ|145分
(C)Laboratory X, Inc.

2015年 第68回ロカルノ国際映画祭 正式招待
2015年 ナント三大陸映画祭 コンペティション部門 正式招待
2015年 バンクーバー国際映画祭 正式招待
2015年 モントリオール・ヌーヴォー・シネマ映画祭 正式招待
2016年 香港国際映画祭 Reality Bites部門
舞台は、瀬戸内海にのぞむ美しき万葉の町・牛窓(うしまど)(岡山県)。岡山は広島に次ぐ、日本でも有数の牡蠣の産地だ。養殖された牡蠣の殻を取り除く「むき子」の仕事は、代々地元の人々が担ってきた。しかし、かつて20軒近くあった牛窓の牡蠣工場は、いまでは6軒に減り、過疎化による労働力不足で、数年前から中国人労働者を迎え始めた工場もある。
東日本大震災で家業の牡蠣工場が壊滅的打撃を受け、宮城県から移住してきた一家は、ここ牛窓で工場を継ぐことになった。そして2人の労働者を初めて中国から迎えることを決心。だが、中国人とは言葉が通じず、生活習慣も異なる。隣の工場では、早くも途中で国に帰る脱落者も。果たして牡蠣工場の運命は?

ロカルノ国際映画祭に正式招待された本作は、「珠玉の智慧に満ちた映画」「目から鱗の現代日本の姿」「想田監督の最高傑作」などと、世界の批評家から絶賛された。牡蠣工場という小宇宙に、グローバル化、少子高齢化、過疎化、第一次・第二次産業の苦境、労働問題、移民問題、そして震災の影響など、大きな問題が浮かび上がってくる。想田和弘が見た世界の「現在(いま)」と日本の「未来」とは?
  • おかえり ただいま
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