生きて、死ぬ。死んで、生きる。
比類なき映画体験。ドキュメンタリーの驚天動地。
英題:Inland Sea
監督・製作・撮影・編集:想田和弘
製作:柏木規与子
製作会社:Laboratory X, Inc
配給:東風+gnome
2018年|日本・アメリカ合衆国|122分 (C) Laboratory X, Inc.
2018年 第68回ベルリン国際映画祭 フォーラム部門 正式招待
2018年 第40回シネマ・デュ・レエル インターナショナル・コンペティション部門 正式招待
2018年 第42回香港国際映画祭 ドキュメンタリー・コンペティション部門 正式招待
2018年 第31回アムステルダム国際ドキュメンタリー映画祭 正式招待
美しく穏やかな内海。小さな海辺の町に漂う、孤独と優しさ。やがて失われてゆくかもしれない、豊かな土地の文化や共同体のかたち。そこで暮らす人々。静かに語られる彼らの言葉は、町そのもののモノローグにも、ある時代のエピローグにも聞こえる。そして、その瞬間は、不意に訪れる……。
監督は、イタリア、カナダ、中国などでレトロスペクティブが組まれるなど、国内外で高い評価を受ける映画作家・想田和弘。ベルリン国際映画祭2018への正式招待が早々と決まった本作は、作品を重ねるごとに進化を続ける「観察映画」の新境地であり、同時に、現代映画のひとつの到達点である。しかし、我々は、この映画体験の美しさと比類のなさとを語る言葉を未だもてずにいる。あなたは、どうか?