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共犯者たち

2018年12月1日(土)より東京・ポレポレ東中野ほか全国順次公開
共犯者たち
なぜ韓国の人々は、長期保守政権を終わらせることができたのか?李明博と朴槿恵政権による言論弾圧
日本のマスメディアが報じなかった隣国のジャーナリストたちの闘い
原題:공범자들
英題:Criminal Conspiracy
監督:チェ・スンホ 脚本:チョン・ジェホン 撮影:チェ・ヒョンソク 音楽:チョン・ヨンジン
製作:ニュース打破
日本語字幕:安田幸弘 字幕監修:根本理恵 配給:東風
2017年|韓国|105分 (C) KCIJ Newstapa
2008年、〈米国産牛肉BSE問題〉などの報道により国民の支持を失いかけた李明博政権は、メデイアへの露骨な政治介入を始める。狙われたのは公共放送局KBSと公営放送局MBC。政権に批判的な経営陣が排除され、調査報道チームは解散、記者たちは非制作部門へと追われた。両局の労働組合はストライキで対抗するが、政権が送り込んだ新しい経営陣は解雇や懲戒を濫発。その結果、政府発表を報じるだけの「広報機関」となった放送局は、〈セウォル号惨事〉で「全員救助」の大誤報を流し、〈崔順実(チェ・スンシル)ゲート事件〉の隠蔽に加担することになった……。

しかし、それでも諦めないジャーナリストたちがいた。局内に残った記者たちは、さらに激しいストライキに突入。いっぽう、不当解雇されたチェ・スンホ監督たちは、市民の支援で立ち上げた独立メディア「ニュース打破(タパ)」で、調査報道を継続。言論弾圧の「主犯」と、権力に迎合して韓国の報道を骨抜きにした放送業界内の「共犯者たち」をカメラの前に立たせ、その実態と構造とを明らかにしていく。2017年8月に韓国で公開された本作は、26万人動員というドキュメンタリーとして異例の大反響を呼んだ。そして、奇跡の大逆転劇が起きる——。
  • おかえり ただいま
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