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さよならテレビ

2020年1月2日(木)より東京・ポレポレ東中野ほか全国順次公開
さよならテレビ
薄っぺらいメディアリテラシーはもういらない!
『ヤクザと憲法』の監督とプロデューサーが描くテレビの自画像。
これは、裸のラヴレター。
監督:圡方宏史 プロデューサー:阿武野勝彦
音楽:和田貴史 音楽プロデューサー:岡田こずえ
撮影:中根芳樹 音声:枌本昇 CG:東海タイトル・ワン
音響効果:久保田吉根 TK:河合舞 編集:高見順
製作・配給:東海テレビ放送 配給協力:東風
2019年|日本|109分
(C) 東海テレビ放送
今は昔。テレビは街頭の、お茶の間の、ダントツの人気者だった。豊かな広告収入を背景に、情報や娯楽を提供する民間放送は、資本主義社会で最も成功したビジネスモデルの一つだった。しかし、その勢いはもうない。「テレビは観ない」と公言することがクールだった時代を通り越し、今はテレビを持たない若者も珍しくない。マスメディアの頂点でジャーナリズムの一翼を担ってきたテレビが、「マスゴミ」と揶揄されるようになって久しい。これは市民社会の成熟か、あるいはメディア自身の凋落か…。今、テレビで、何が起きているのか? 『ホームレス理事長』『ヤクザと憲法』のクルーが、自社の報道部にカメラを入れた。

本作は東海テレビ開局60周年記念番組「さよならテレビ」(77分)に新たなシーンを加えた待望の映画化である。自らを裸にしていくかのような企画は、取材当初からハレーションを引き起こした。そして、東海地方限定で放送されるやいなや、テーマだけでなく、その挑発的な演出が、異例の大反響を呼んだ。番組を録画したDVDが、まるで密造酒のように全国の映像制作者に出回った。テレビの現場は日々、何に苦悩し、何を恐れ、どんな決断を迫られているのか。果たして、今のテレビにレゾンデートルはあるのか?
  • おかえり ただいま
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