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正義の行方

2024年4月27日(土)より、東京・ユーロスペース、福岡・KBCシネマほか全国順次公開
正義の行方
これは私たちの「羅生門」
死刑が執行されたいまも多くの謎につつまれた「飯塚事件」
〈真実〉と〈正義〉がぶつかりあう圧巻のドキュメンタリー
監督:木寺一孝 制作統括:東野真 撮影:澤中淳 音声:卜部忠 照明:柳守彦
音響効果:細見浩三 編集:渡辺政男 制作協力:北條誠人(ユーロスペース)
プロデューサー:岩下宏之 特別協力:西日本新聞社 協力:NHKエンタープライズ
テレビ版制作・著作:NHK 制作:ビジュアルオフィス・善 製作・配給:東風
2024 年/158 分/DCP/日本/ドキュメンタリー

令和4年度文化庁芸術祭・テレビドキュメンタリー部門大賞
1992年に福岡県飯塚市で2人の女児が殺害された「飯塚事件」。DNA型鑑定などによって犯人とされた久間三千年(くまみちとし)は、2006年に最高裁で死刑が確定、2008年に福岡拘置所で刑死した。“異例の早さ”だった。翌年には冤罪を訴える再審請求が提起され、事件の余波はいまなお続いている。
本作は、弁護士、警察官、新聞記者という立場を異にする当事者たちが語る−−−−時に激しく対立する〈真実〉と〈正義〉を突き合わせながら事件の全体像を多面的に描き、やがてこの国の司法の姿を浮き彫りにしていく。

極めて痛ましく、しかも直接証拠が存在しない難事件の解決に執念を燃やし続けた福岡県警。久間の無実を信じ、“死刑執行後の再審請求”というこの上ない困難に挑み続ける弁護団。さらに、圧巻は事件発生当初からの自社の報道に疑問を持ち、事件を検証する調査報道を進めた西日本新聞社のジャーナリストたち。その姿勢は、マスメディアへの信頼が損なわれ、新聞やテレビなどの“オールドメディア”がビジネスモデルとしても急速に翳りを見せる今日、たしかな希望として私たちの心を捉える。
誰の〈真実〉が本当なのか? 誰の〈正義〉が正しいのか? スクリーンを見つめる私たちは、深く暗い迷宮のなかで、人が人を裁くことの重さと向き合うことになる。
  • おかえり ただいま
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