忘れたくない命、生かしたい命。
これからをともに生きていく、人と動物のものがたり。
監督・撮影・ナレーション:宍戸大裕
構成・編集・プロデューサー:飯田基晴
音楽:末森樹 整音:米山靖
宣伝イラスト:うさ 宣伝写真:浅岡恵 宣伝デザイン:成瀬慧
製作:映像グループローポジション 配給:東風
2013年/日本/104分 (C)宍戸大裕
スンチョン湾世界動物映画祭2014 正式招待
文部科学省選定 (平成25年2月25日) 社会教育:成人向き 地域社会生活(災害予防・対策)
東日本大震災では多くの人々、犬や猫などの動物たちが被災しました。しかし被災した動物の数は自治体でも把握しきれていません。今なお保護活動が行われていますが、私たちにはその現状を知ることさえ難しいのです。
「まだ新しい犬は飼えないけど、いつかまた…」津波で愛犬を失った夫婦が、喪失を受け止めてゆく長い道のりに寄り添いました。津波を生き延びた男性と野良猫が再会し、次第に家族となっていく姿など、いくつもの別れと出会いを見つめます。原発事故に翻弄される福島では、取り残された犬や猫を待っていた苦難が今も続き、飼主やボランティアの人々の複雑な思いが交錯します。
残されたのは犬や猫だけではありません。被ばくした牛たちを生かすべきか否か、畜産農家とボランティアの人々が立場を越えて困難に立ち向かう姿を通して、いのちの意味を問うていきます。監督は、宮城県出身の映像作家・宍戸大裕。プロデュースは09年に劇場公開され話題となった『犬と猫と人間と』の飯田基晴。