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祭の馬

2013年12月14日(土)渋谷・シアター・イメージフォーラムほか全国順次公開
祭の馬
津波と原発事故を生きのびた 或る馬の、数奇な運命。
英題:The Horses of Fukushima
監督・撮影・編集:松林要樹
プロデューサー:橋本佳子 撮影協力:加藤孝信 山内大堂
音楽:「風かおる草原 中央アジア」より 助成:文化芸術振興費補助金
製作:3JoMa Film ドキュメンタリージャパン 東風
2013年|日本|74分|(C)2013記録映画『祭の馬』製作委員会

第5回 韓国非武装地帯ドキュメンタリー映画祭 正式招待
2013年 アムステルダム国際ドキュメンタリー映画祭 正式招待
第14回 東京フィルメックス コンペティション部門 正式招待
2013年 ドバイ国際映画祭 アジア・アフリカ・ドキュメンタリー・コンペティション部門 最優秀作品賞
2014年 香港国際映画祭 正式招待
第13回 ドックポイント・ヘルシンキ・ドキュメンタリー映画祭 正式招待
第1回 トリポリ国際映画祭 正式招待
2014年 クリーブランド国際映画祭 正式招待
2014年 イッツオールトゥルー 正式招待
2014年 フリブール国際映画祭 正式招待
2007年の春、まだ雪の残る青森の牧場で生まれた黒鹿毛の牡馬は、ミラーズクエストと名づけられた。2010年9月18日、中山競馬場でデビューするが、結果は16頭中16着。その後も勝つことができず通算成績は、4戦0勝・獲得賞金0円。2011年1月に引退後は福島県南相馬市へ移され、未勝利馬はそこで余生をおくることになった。 そして、あの3月11日を迎える。
激しい津波が彼の馬房を襲った。濁流から奇跡的に生還したものの、不運は続いた。東京電力福島第一原子力発電所の事故により、水と食料を絶たれ、飢え、渇いた。さらに、けがをしたおちんちんが大きくハレたまま、もとにもどらなくなってしまったのだ。
そこに、一人の映画作家がカメラを持って現われた。彼の名は松林要樹。ミラーズクエストを一目見た松林は思った。
「これは、他人ごとではない――」
映画は、馬と人とが培ってきた長い歴史を紐解きながら、とんでもない時代に生まれてしまったミラーズクエストの運命を優しく、可笑しく、まなざす。
  • おかえり ただいま
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