◤第77回 毎日映画コンクール 表彰式◢
『スープとイデオロギー』「ドキュメンタリー映画賞」🏆
ヤン ヨンヒ監督 受賞レポート!
2月14日(火)、「めぐろパーシモンホール」にて〈第77回 毎日映画コンクール 表彰式〉が開かれ、『スープとイデオロギー』で「ドキュメンタリー映画賞」を受賞したヤン ヨンヒ監督も登壇いたしました。
歴史ある素晴らしい賞をいただき、製作・配給スタッフ一同 大変光栄です。
そして、制作時から応援してくださった皆さま、映画を観てくださった皆さま、本当にありがとうございました!
=ヤン ヨンヒ監督の受賞スピーチから一部を抜粋=
「ずっしりと重い、このような賞をいただき、ありがとうございます。
今日は日韓のスタッフが会場に来ていますので、紹介させていただきます。私の家族を深い愛情と敬意をもって撮影してくださったキャメラマンの加藤孝信さん。編集者でプロデューサーでもあるペクホ・J・Jさん。そして、ドキュメンタリーでこういう言い方をするのは珍しいんですが “エグゼクティブ・プロデューサー”の荒井カオル。6年間もの長い間にライターとして稼いだ原稿料を映画に惜しみなく注ぎ込んでくれました。私の夫でもあります。また、日韓のスタッフ、日韓の配給会社のスタッフのみなさん。映画が完成した後も大切に大切に作品を育ててくれました。ありがとうございます。
私自身の家族を映したドキュメンタリー三部作を撮り終えて、ようやく家族から解放され、今は劇映画の脚本を書いています。もっと自由に表現し、もっともっと成長したいと思っています。ありがとうございました。」
=「ドキュメンタリー映画賞」選考委員 講評=
<講評>「ヤンー家ドキュメンタリー3部作の完結編」と銘打ったヤン ヨンヒ監督「スープとイデオロギー」は、「ディア・ピョンヤン」以来の「個人の記憶と大きな歴史の間を行き来する過程」(ヤン監督)を独自の作法として踏襲する一方、過去作の余波で北朝鮮に入国できず親族の姿をじかに撮れなくなったハンディのなか、写真・手紙・アニメといった別種のメディアを動員・補強して抜群の効果を生み出している。その上で、アルツハイマーが進む母親がかつて体験した済州島の虐殺の記憶が前景化し薄れていく主筋が展開し、結婚間近の監督ら次世代が母から継承するサムゲタンスープの味と香りも届きそうな勢いで、まさに五感を刺激するスケールの大きなドキュメンタリーとなっている。
(石坂健治=日本映画大学教授)
*「第77回 毎日映画コンクール」詳細は公式サイトから🔻
https://mainichi.jp/mfa
✨『スープとイデオロギー』今後の上映スケジュール✨
❖2月17日(金)まで受賞記念凱旋上映中!
・神奈川県横浜市 横浜シネマリン
・大阪府大阪市 シアターセブン
・愛知県名古屋市 名古屋シネマテーク
❖3月4日(土)~3月10日(金)公開!
・福井県福井市 福井メトロ劇場
『スープとイデオロギー』上映情報は映画公式サイトまで🔻
https://soupandideology.jp/#theater
✨クラウドファンディング実施中✨
◤ヤン ヨンヒ「家族ドキュメンタリー映画3部作」デジタル・リマスタリング版を世界に届けよう!◢
詳細こちら🔻
https://motion-gallery.net/projects/yangyonghi777